台湾の国家と文化 : 「脱日本化」・「中国化」・「本土化」

書誌事項

台湾の国家と文化 : 「脱日本化」・「中国化」・「本土化」

菅野敦志著

勁草書房, 2011.11

タイトル別名

台湾の国家と文化 : 脱日本化中国化本土化

国家と文化 : 台湾の : 「脱日本化」・「中国化」・「本土化」

タイトル読み

タイワン ノ コッカ ト ブンカ : ダツニホンカ チュウゴクカ ホンドカ

大学図書館所蔵 件 / 177

この図書・雑誌をさがす

注記

著者の博士論文(早稲田大学, 2006)のうち、文化政策に当たる部分を大幅に加筆・修正したもの

主要参考文献: p447-463

内容説明・目次

内容説明

民主化とともに興隆した台湾ナショナリズムと現在の台湾を考える上での必読書。分裂国家として始まった戦後台湾。国民党による文化政策の光と影を明らかにし、アジアにおける国民統合の一側面を解き明かす。

目次

  • 序章 「日本」・「中国」・「本土」をめぐる戦後台湾の文化変容(研究の目的と問題提起;先行研究と本研究の位置づけ;研究の範囲および方法)
  • 第1章 「日本」の処遇と「文化再構築」の葛藤(一九四五‐一九四九)(戦後初期台湾における「文化再構築」;脱植民地化の現実と文化運動の総動員化)
  • 第2章 「反共文化政策」の推進と「中国化」の諸相(一九五〇‐一九六五)(一九五〇年代台湾の中国化—「改造」と「中央化」の影響を中心に;「日本」と台湾—「伝統」の喪失と「西洋文化」への傾倒)
  • 第3章 蒋介石の「中華文化復興運動」と国民文化の一元化(一九六六‐一九七六)(中華文化復興運動にみる国民党文化政策の特徴と連続性;教育部文化局(一九六七‐一九七三)にみる中華文化復興運動の展開と内実)
  • 第4章 蒋経国の「本土化」政策と文化政策の変容(一九七七‐一九八七)(蒋経国による「文化建設」—文化的「本土化」政策の起点として;「郷土熱」から「地方文化」の重視へ—国民党文化政策の質的転換)
  • 終章 文化政策と国民統合の政治学(本研究を通じて得られた新たな知見・成果;一九八七年以降の文化状況と今後の課題)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ