精神分析における境界侵犯 : 臨床家が守るべき一線
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精神分析における境界侵犯 : 臨床家が守るべき一線
金剛出版, 2011.11
- タイトル別名
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Boundaries and boundary violations in psychoanalysis
- タイトル読み
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セイシン ブンセキ ニオケル キョウカイ シンパン : リンショウカ ガ マモルベキ イッセン
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注記
文献: p253-270
内容説明・目次
内容説明
臨床家が越えてはならない一線を越えること、それを「境界侵犯」という。本書は、精神分析における「境界侵犯」の倫理的問題について、多面的理解を試みた著作の翻訳である。本書の美点は、3つあげられる。まず、普段表に出ることのない境界侵犯の事例が、豊富に紹介されていること。2つ目に境界侵犯をおかした治療者を類型化し、それぞれの精神力動を示したこと。そして最後に境界侵犯が生じた際に個人や組織がとるべき対応を、非常に具体的に論じていること、である。これらについての論述の包括性と具体性を備えた本書は、倫理的な問題が重視されつつある現代の臨床家にとって、欠かせない1冊になるであろう。
目次
- 第1章 精神分析における境界概念
- 第2章 境界と精神分析過程
- 第3章 分析の枠組み、分析的境界、そして分析的対象
- 第4章 境界とジェンダー
- 第5章 精神分析における境界侵犯の初期の歴史
- 第6章 性的境界侵犯
- 第7章 非性的境界侵犯
- 第8章 転移の運命:終結後の境界
- 第9章 精神分析のスーパービジョンにおける境界
- 第10章 組織の対応
「BOOKデータベース」 より