Bibliographic Information

精神分析における境界侵犯 : 臨床家が守るべき一線

グレン O. ギャバード, エヴァ P. レスター著 ; 北村婦美, 北村隆人訳

金剛出版, 2011.11

Other Title

Boundaries and boundary violations in psychoanalysis

Title Transcription

セイシン ブンセキ ニオケル キョウカイ シンパン : リンショウカ ガ マモルベキ イッセン

Available at  / 100 libraries

Note

文献: p253-270

Description and Table of Contents

Description

臨床家が越えてはならない一線を越えること、それを「境界侵犯」という。本書は、精神分析における「境界侵犯」の倫理的問題について、多面的理解を試みた著作の翻訳である。本書の美点は、3つあげられる。まず、普段表に出ることのない境界侵犯の事例が、豊富に紹介されていること。2つ目に境界侵犯をおかした治療者を類型化し、それぞれの精神力動を示したこと。そして最後に境界侵犯が生じた際に個人や組織がとるべき対応を、非常に具体的に論じていること、である。これらについての論述の包括性と具体性を備えた本書は、倫理的な問題が重視されつつある現代の臨床家にとって、欠かせない1冊になるであろう。

Table of Contents

  • 第1章 精神分析における境界概念
  • 第2章 境界と精神分析過程
  • 第3章 分析の枠組み、分析的境界、そして分析的対象
  • 第4章 境界とジェンダー
  • 第5章 精神分析における境界侵犯の初期の歴史
  • 第6章 性的境界侵犯
  • 第7章 非性的境界侵犯
  • 第8章 転移の運命:終結後の境界
  • 第9章 精神分析のスーパービジョンにおける境界
  • 第10章 組織の対応

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BB07569949
  • ISBN
    • 9784772412216
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    eng
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    288p
  • Size
    22cm
  • Classification
  • Subject Headings
Page Top