龍のかぎ爪康生
著者
書誌事項
龍のかぎ爪康生
(岩波現代文庫, 社会 ; 235-236)
岩波書店, 2011.12
- 上
- 下
- タイトル別名
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龍のかぎ爪 : 康生
The claws of the dragon : Kang Sheng, the evil genius behind Mao and his legacy of terror in People's China
- タイトル読み
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リュウ ノ カギズメ コウ セイ
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注記
書誌: 上巻巻末p1-5
文献一覧: 上巻巻末p6-16
康生年譜: 下巻巻末p27-31
人物注解: 下巻巻末p32-50
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784006032357
内容説明
数十年にわたって毛沢東の「かぎ爪」となって「汚れ仕事」を務めた、中国共産主義の暗黒面を象徴する「悪の天才」康生(一八九八‐一九七五)。上巻では、故郷山東省での少年期、上海で軍閥、国民党と死闘を繰り広げた青年期、ソ連に渡り中国人共産主義者を粛清し、帰国後毛沢東に取り入り延安整風運動の中で様々の恐怖をつくり出し、冷酷に残虐行為を駆使して党内で高位に昇っていく壮年期の姿を、未公刊資料を基に描き出す。
目次
- 序章 見えざる手
- 第1部 二つの世界に囚われて(孔子の地に生まれて;革命の港—上海;危険な生活;秘密警察;モスクワ—サディストへの最終訓練)
- 第2部 ならず者たちの陣営(毛沢東への鞍替え;蛇の貴族;恐怖を作る;権勢のかげり)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784006032364
内容説明
中国に今も残る暴力の慌源「抑圧と管理のシステム」を創設した康生の評伝。下巻では新中国建国後、中ソ関係にひびを入れ、文化大革命の後見人となってその采配をふるい、古参の幹部を陥れていくさまを描く。過去の記録を探し出し、多くの人々に嘘の自白を強要して、投獄、拷問、処刑を取りしきるかたわら、京劇や書画、文物を愛好した康生の物語は、現代中国の内部で働く独特のメカニズムを明るみに出す。
目次
- 第3部 皇帝の庭で(家庭の事情;佞臣の復活;ロシアという切り札;演劇愛好家;破壊のリハーサル)
- 第4部 文化大革命の後見人(演劇、事件;「混乱を恐れるな!」;蜘蛛が巣を作る;地獄の王;康生コレクション;林彪の陰謀;最後の裏切り;康生の遺産
「BOOKデータベース」 より