怪物ベンサム : 快楽主義者の予言した社会

書誌事項

怪物ベンサム : 快楽主義者の予言した社会

土屋恵一郎 [著]

(講談社学術文庫, [2092])

講談社, 2012.1

タイトル別名

ベンサムという男 : 法と欲望のかたち

タイトル読み

カイブツ ベンサム : カイラク シュギシャ ノ ヨゲン シタ シャカイ

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注記

「ベンサムという男 : 法と欲望のかたち」(青土社 1993年刊)の改題

内容説明・目次

内容説明

功利主義者、パノプチコン創案者。近代批判の中で忘却されたベンサム。しかし、この怪物の構想は現代にも生きている。死刑廃止、動物愛護、都市衛生、同性愛擁護、さらにはチューブによる社会通話システム、冷蔵庫…。人間を快感と欲望の中に配置し、自我の解体をも試みた男。一九世紀最大の奇人啓蒙思想家の社会設計図を解読し、その背景を解明する。

目次

  • 第1部 愛と欲望の監視建築(パノプチコン・ハーレム;暴露する「父」)
  • 第2部 不条理な世界に抗する(迷子のように;建築についての余録;ゴシックの城;キューバのパノプチコン)
  • 第3部 「改革」の世紀=一八世紀(貴族の館;様々な分身;一七八一年・夏の終わり;功利主義者の社会イメージ;英語による最初の同性愛擁護論)
  • 第4部 ロシアという経験(ロシアン・コネクション;ミタウのアダージョ;ロシア到着;シベリアからの手紙;宮廷恋愛;クリチェフの連続体;経済学と性の言説)
  • 第5部 社会工学技師(イギリスに帰りて;田園生活者のフランス革命;いいだしかねて;法建築学)

「BOOKデータベース」 より

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