蔦屋重三郎
著者
書誌事項
蔦屋重三郎
(平凡社ライブラリー, 756)
平凡社, 2012.2
新版
- タイトル読み
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ツタヤ ジュウザブロウ
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注記
若草書房(1998年11月刊)より刊行されたものに、その最終章「蔦屋重三郎代々年譜」を省き、付論を増補したもの
内容説明・目次
内容説明
蔦屋重三郎とはなにものか?本書はこの問いに、この人物が何のためにどんな出版物をつくって売ったか、をもって答える。するとすぐさま消し去られるのは、体制に批判的な先進的文化人といったイメージであり、見えてくるのは、吉原出自の宣伝巧者、堅い商売に専心し、出版を組み込んで遊ぶ戯作文芸の仕掛けを利用して、失敗知らずの本づくりをたくらむ商人の姿である。蔦重を知り、この時代の文化・文学の基底を知るに必読の名著を、コンパクトな新版で。
目次
- 1 吉原の本屋蔦屋重三郎
- 2 天明期狂歌・戯作壇の形成と狂歌師蔦唐丸
- 3 戯作と蔦屋重三郎
- 4 蔦重の戯作出版とその流通
- 5 狂歌界の動向と蔦屋重三郎
- 6 絵本と浮世絵
- 7 寛政改革とその後
「BOOKデータベース」 より