《非常事態》を生きる : 金融危機後の社会学
著者
書誌事項
《非常事態》を生きる : 金融危機後の社会学
作品社, 2012.3
- タイトル別名
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Living on borrowed time : conversations with Citlali Rovirosa-Madrazo
非常事態を生きる : 金融危機後の社会学
- タイトル読み
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ヒジョウ ジタイ オ イキル : キンユウ キキゴ ノ シャカイガク
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注記
『《非常事態》を生きる』を読むためのブックガイド: p340-352
内容説明・目次
内容説明
いま、おきている危機は、人類史上、これまでほかのどんな文明も経験したことがないほど困難で重大な出来事を人々にもたらしている。未曽有の環境危機、空前のレベルに達した世界の貧困、膨れあがる過剰人口、無謀な科学技術の発達、従来の諸制度、道徳や政治システムの衰退など、いまだ進行中のグローバル金融危機がもたらしたものの意味を読み解き、ますます液状化・不安定化・不透明化していく人類と世界の未来を語り尽くす。
目次
- 第1部 液状化していく政治経済構造(テーマ「資本主義」 金融・信用危機—銀行の失敗か?それとも、大成功の帰結か?いずれにしろ資本主義は死んではいない;テーマ「福祉国家」 経済のグローバル化時代における福祉国家とは?—ベンサムが構想したパノプティコンの最後の残滓?貧しい人々を取り締まるものか、それとも救うものか?;テーマ「民主主義と主権」 いわゆる「国家」とは何か?—民主主義、主権、人権を再考する)
- 第2部 人間なるものの行方(テーマ「ジェノサイド」 モダニティ、ポスト・モダニティ、ジェノサイド—十分の一刑と征服から「コラテラル・ダメージ(巻き添え被害)」へ;テーマ「人口問題」 人口、そして廃棄された生の生産と再生産—偶然性と不確定性から容赦のないバイオテクノロジーへ(ウォールストリートを超えて);テーマ「原理主義」 世俗的原理主義と宗教的原理主義の抗争—二一世紀に繰り広げられるのはドグマ間の競争か、権力をめぐる闘争か;テーマ「科学/技術」 遺伝情報を書き込む—新たな経済のための新たなグラマトロジー「死すべき人間(ホモ・モータルス)」からDIY(Do It Yourself自分でやろう)の「ポスト・ヒューマン」への移行、そして遺伝子的エリート支配(ジェネトクラシー)の到来;テーマ「世代・ロスジェネ」 ユートピア、愛情、もしくはロスト・ジェネレーション)
「BOOKデータベース」 より