聴衆の誕生 : ポスト・モダン時代の音楽文化

書誌事項

聴衆の誕生 : ポスト・モダン時代の音楽文化

渡辺裕著

(中公文庫, [わ-22-1])

中央公論新社, 2012.2

タイトル別名

聴衆の誕生 : ポストモダン時代の音楽文化

タイトル読み

チョウシュウ ノ タンジョウ : ポスト モダン ジダイ ノ オンガク ブンカ

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注記

叢書番号はブックジャケットによる

参考文献リスト: p309-314

内容説明・目次

内容説明

クラシック音楽の演奏会では厳粛に耳を傾けるという聴取態度は、決して普遍的なものではなかった。社交界のBGMだった18世紀、ベートーヴェンの神話化、音楽の商業化、軽やかな聴取…文化的、社会的背景と聴衆の変化から読み解く画期的音楽史。第11回受賞作。

目次

  • 1 近代的聴衆の成立(序—近代的演奏会の光景;演奏会システムの確立;高級音楽と低俗音楽;神格化される「巨匠」たち)
  • 2 近代的聴衆の動揺—一九二〇年代(環境を浸食する「複製」;自動ピアノの饗宴;大衆文化と「前衛」作曲家たち)
  • 3 近代的聴衆の崩壊(カタログ文化の到来;商業主義の擡頭;音楽の大衆化と「精神性」の没落)
  • 4 新しい聴取へ向けて(軽やかな聴衆の誕生;音の復権へ;消費社会の中の「クラシック」)
  • 補章 七年後の「ポスト・モダン」

「BOOKデータベース」 より

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