中世尼僧愛の果てに : 『とはずがたり』の世界

書誌事項

中世尼僧愛の果てに : 『とはずがたり』の世界

日下力著

(角川選書, 501)

角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2012.2

タイトル別名

中世尼僧愛の果てに : とはずがたりの世界

タイトル読み

チュウセイ ニソウ アイ ノ ハテ ニ : トワズガタリ ノ セカイ

大学図書館所蔵 件 / 75

この図書・雑誌をさがす

注記

『とはずがたり』関連年表: p215-219

参考図書: p220-221

内容説明・目次

内容説明

『とはずがたり』は、後深草天皇の御所で育った作者・二条が自らの愛の遍歴と、尼となって東国・西国を旅した様子を綴った自叙伝だ。宮廷内の複雑な男女関係を披瀝したためか、昭和25年に一般公開されるまで、宮内庁に秘蔵されていた。二条はなぜ自分の過去を書き残したのか?読者を作品の中に引き込む劇的構成と、繰り返される言葉の効果を明らかにしながら、謎に包まれた『とはずがたり』の真相に迫る。

目次

  • 序 自伝を読む行為の原点—誤解の始まり
  • 第1章 執筆の動機—今、ここにありて
  • 第2章 表現への執着—見ぬことも書く才能
  • 第3章 制御できぬ心の自覚—過去への内省
  • 第4章 異性への懐疑、あるいは怒り—聖と俗の交錯
  • 第5章 旅修行を記す意味—心の安寧を求めて

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ