伊勢神宮と古代王権 : 神宮・斎宮・天皇がおりなした六百年
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書誌事項
伊勢神宮と古代王権 : 神宮・斎宮・天皇がおりなした六百年
(筑摩選書, 0036)
筑摩書房, 2012.3
- タイトル別名
-
伊勢神宮と古代王権 : 神宮斎宮天皇がおりなした六百年
伊勢神宮と古代王権 : 神宮・斎宮・天皇がおりなした600年
- タイトル読み
-
イセ ジングウ ト コダイ オウケン : ジングウ・サイクウ・テンノウ ガ オリナシタ ロッピャクネン
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注記
参考文献一覧: p306-316
内容説明・目次
内容説明
伊勢神宮には二つの顔がある。一つは、伊勢地域に実際に存在する地域神社としての顔。もうひとつは、中央政権が構想した、天照大神がいるとされる国家的存在としての顔だ。両者をつなぐ存在が天皇の代わりに神宮を奉斎する斎王であった。伊勢と天皇はなぜ、いかにして結びついたか。中央政府にはどんな思惑があったのか。政治の変動に翻弄され斎宮が衰えゆくなか、神宮はいかなる変容を遂げ、現在に至るのか—。王権・神官・斎王という三者の関係から、伊勢神宮とは何かを問いなおす。
目次
- 都の動き1・国家が定義した「伊勢神宮」—『伊勢太神宮式』を読む
- 伊勢の動き1・伊勢地域の神としての「伊勢神宮」—『儀式帳』を読む
- 伊勢の動き2・斎王の存在感—『延喜斎宮式』を読む
- 都の動き2・奈良時代の伊勢神宮
- 伊勢の動き3・斎宮の大改革
- 都の動き3・神祇氏族、大中臣氏の成立
- 伊勢の動き4・伊勢国は誰のものか
- 都の動き4・神宮と新しい時代の神々
- 『太神宮式』と『儀式帳』
- 連動する都と伊勢1・揺らぐ国家、変わる神宮
- 末法の世の斎宮
- 神宮、中世へ
- 神宮の歴史を洗い直す—まとめとして
- “プレ「都の動き」”・改めて古代史料を読み直す
- “プレ「伊勢の動き」”伊勢神宮前史
- 律令国家は何を夢見たか
- 伊勢神宮とは
「BOOKデータベース」 より