3・11から考える「家族」 : 戦後を問う、現在を歩く

書誌事項

3・11から考える「家族」 : 戦後を問う、現在を歩く

真鍋弘樹著

岩波書店, 2012.4

タイトル別名

3 11から考える家族 : 戦後を問う現在を歩く

タイトル読み

3.11 カラ カンガエル カゾク : センゴ オ トウ ゲンザイ オ アルク

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内容説明・目次

内容説明

東日本大震災は、家族やコミュニティーの役割と意味について多くの問いを呼び起こした。それは、震災によって失われたもの、震災前から既に失われていたものをあぶり出し、戦後日本にとって家族とは何だったのか、「東北」とは何だったのか、という自問自答を私たちにもたらした。本書は、これまで「ロストジェネレーション」や「孤族の国」など時代の転換を証言する新聞報道に携わってきたジャーナリストが、被災地と都市圏、そして現在と戦後を往復する取材から、日本の家族のありのままの姿と、これからの可能性を描く試みである。

目次

  • 第1章 家族と分断(被災の分断 被害の不連続;想定外という言葉;リスク社会と家族;植民地としての東北と家族)
  • 第2章 被災地の力(東北人は忍耐強いか;災害ユートピア;死者との絆;震災と孤独死;不明高齢者と被災地)
  • 第3章 フクシマと家族(原発離散家族;スローライフと放射能;原発で手足ちぎられ;フィリピン人妻と東北;家電と原発;分断を超えて)
  • 第4章 3・11までの家族(集団就職列車;団地の幸せ競争;家族の戦後体制;岸辺のアルバム;団地という密室;孤育ての闇;カーボンコピーの私たち)
  • 第5章 多様化が家族を救う—3・11後の家族(家族を襲うグローバル化;家族機能のアウトソーシング;グローバル・ジャングルでの生存戦略;震災という契機;人生の最後をともに;場所づくり;家族を超えて)

「BOOKデータベース」 より

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