探偵小説の様相論理学
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探偵小説の様相論理学
南雲堂, 2012.5
- タイトル読み
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タンテイ ショウセツ ノ ヨウソウ ロンリガク
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探偵小説の様相論理学
2012.5.
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探偵小説の様相論理学
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注記
文献あり
序文に「二〇〇七年に刊行された『探偵小説の論理学』の姉妹編であり、続編である」とあり
内容説明・目次
内容説明
“モナド(個世界)”の“ロゴスコード”が“モナドロギー”=“セカイ系”となるのに対し、モナド的な探偵小説ははたして成り立つのか?還元公理によって主体の唯一性を保証する論理観のもとでこそ、唯一の真理を特定する探偵小説が成立する。しかし、現在性を反映した、ループする時間、分岐し複数化する主体のもとで、たったひとつの真理を決定する探偵小説は極めて成立しにくくなっている。“セカイ系”的、モチドロギー的な探偵小説ははたして成立するのか、それとも別の探偵小説の形態の可能性はあるのだろうか。現代の最先端のミステリ作品と、分析哲学の様相論理をつきあわせる、スリリングな現代思想的探偵小説論。
目次
- 第1部 ロゴスコードの変容と探偵小説(二一世紀的推理法の諸潮流;社会派の輪郭、本格派の光と影—戦後探偵小説史一九六一〜一九八五;一九九六年以降の探偵小説ジャンル新人の輩出と動向 ほか)
- 第2部 探偵小説と様相論理(ラッセル論理学における記述理論と還元公理;ラッセルの論理的原子論;様相論理をめぐる諸相 ほか)
- 第3部 探偵小説論への様相論理学的適用の試み(モナドロギーからみた“涼宮ハルヒの消失”—谷川流論;モナドロギーからみた舞城王太郎;『綺想宮殺人事件』とゲーデル問題 ほか)
「BOOKデータベース」 より