ホッテントット・ヴィーナス : ある物語
著者
書誌事項
ホッテントット・ヴィーナス : ある物語
法政大学出版局, 2012.5
- タイトル別名
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Hottentot venus : a novel
ホッテントットヴィーナス : ある物語
- タイトル読み
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ホッテントット ヴィーナス : アル モノガタリ
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注記
監訳: 井野瀬久美惠
原著 (New York : Doubleday, 2003) の全訳
参考文献: p484
内容説明・目次
内容説明
その名はサラ・バールトマン。19世紀初頭、南アフリカからロンドン、パリに連れてこられ、「ホッテントット・ヴィーナス」の名で見世物となった彼女。死後、解剖されたその身体模型は、パリの人類博物館に展示され、一般公開されつづけた。21世紀に向かう南アフリカで、突如巻き起こった身体返還運動。サラの悲痛な「声」が今に甦る。
目次
- 第1部 一八〇六年、南アフリカ、ケープタウン(今日は見世物興行はない…;私の物語を始めるなら…;翌日、私は村を離れ…;カーサル農園があったのは…;そのホッテントットのことを初めて聞いたのは…;気がつけば、私はたたずんでいた…)
- 第2部 一八一〇年、イギリス、ロンドン(私はセンセーションを巻き起こした…;見つけてきたのはヘンドリック様で…;私は看板を見あげた…;あれからひと月、ウェダバーン牧師は訴えた…;私が裁判所に姿を現すと…;親愛なるカサンドラ…;裁判は私をいっそう有名にし…;では、これがその男なんだわ…;夫は約束したのに…)
- 第3部 一八一四年、フランス、パリ(拝啓、ジョルジュ・レオポルド・キュヴィエ男爵…;目差しは目がくらむほどまぶしく…;ヴィーナスの視線が私に注がれているのを感じた…;最初、私は平気だった…;戻ってみると…;いつものように白人が勝った…;私は赤いグローブ皮を選んだ…;ティーダマン様が横切って…)
- 第4部 二〇〇二年、南アフリカ、ケープタウン
「BOOKデータベース」 より