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通貨を考える

中北徹著

(ちくま新書, 962)

筑摩書房, 2012.6

Title Transcription

ツウカ オ カンガエル

Available at  / 168 libraries

Note

参考文献: p251-253

Description and Table of Contents

Description

いま、国際金融の構造が揺らぎ、次々に新しい問題が湧出している。「円高が続くのはなぜか」「ユーロ危機はなぜくすぶり続けるのか」「人民元の国際化はすすむのか」。こうした議論の補助線として、「財政」と「決済」という側面に光をあて、まったく新しい観点から国際金融を問いなおす。ケインズやハイエクの議論を参照しながら、「これから何ができるのか」を考える未来志向の経済学。

Table of Contents

  • 第1章 ユーロ危機は何を物語るのか—通貨戦略の実相をみる(ユーロ危機の実状;ユーロ危機発生の背景;ユーロ危機の分析;今後の展望)
  • 第2章 通貨と金融、そして、財政の関係(財政と通貨危機;財政統合と通貨の問題;通貨危機、財政危機、金融危機)
  • 第3章 国際通貨と為替変動—ブレトンウッズ体制からのパラダイムシフト(国際金融のニュー・アプローチ;共通通貨vs.複数通貨;為替レートの変動とリスクへの対処)
  • 第4章 クロスボーダー決済(国際決済の仕組みとその特徴;外国為替市場とその決済機能;国際決済からみた基軸通貨とは?)
  • 第5章 アジア経済圏と通貨戦略(ドル基軸通貨体制とレジーム・シフト;日中間での通貨金融協力の可能性;日本にとっての通貨戦略—円の国際化)

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