地震予知と噴火予知
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地震予知と噴火予知
(ちくま学芸文庫, [イ46-1])
筑摩書房, 2012.6
- タイトル読み
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ジシン ヨチ ト フンカ ヨチ
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注記
参考資料: p243-247
内容説明・目次
内容説明
また地震予知に失敗した!東日本大震災を経験して、だれもがそう思った。だが首都圏に、また南海トラフに、次の巨大地震が迫っている。予知をどうしたらよいのだろう。どのような方法が可能なのか。これまでの想定と異なる巨大地震のメカニズムに迫るためにも、広い領域からの発言が思わぬヒントになるかもしれない。そのためには、だれにもわかりやすい現状の全体像の提示がまず必要だろう。本書は、長年地震研究にたずさわり、噴火予知・防災の最前線に立ってきた著者が、地震理論の現状と問題点を整理し、今もって未完の予知科学へ新しい提言をする注目の書。
目次
- 1章 東日本大震災の教訓(地震発生時の経験;地震の大きさ;地殻変動と津波;予知のすれ違い;防災対応の問題点)
- 2章 予知の方法と歩み(何を予知するか;予知の基盤;予知の体制と方策;噴火予知の経験;前兆現象に基づく地震予知の試み;東海地震は予知できるか;阪神淡路大震災とその後の改革;注目される地震と火山)
- 3章 予知の科学(予知の可能性を考える比喩;地震の統計則;予測可能性とカオス;地震と破壊;地震発生場の性質と形成過程;噴火予知の科学)
- 4章 予知の展望(予知能力の評価;予知科学の推進;予知手法の刷新;予知体制の評価と改革)
「BOOKデータベース」 より