「借金人間」製造工場 : "負債"の政治経済学
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「借金人間」製造工場 : "負債"の政治経済学
作品社, 2012.6
- タイトル別名
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La fabrique de l'homme endetté : essai sur la condition néolibérale
借金人間製造工場 : 負債の政治経済学
- タイトル読み
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シャッキン ニンゲン セイゾウ コウジョウ : フサイ ノ セイジ ケイザイガク
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内容説明・目次
内容説明
私たちは、借金しているのではない。金融資本主義によって、借金させられているのだ。なぜ私たちは、ローンのために働くのか?なぜ国家は、債務のために緊縮財政に追い込まれるのか?それは、金融資本主義とは、“負債”によって、私たちを奴隷化し、支配するシステムだからである。
目次
- 第1章 社会的基盤としての「負債」(「負債」による支配;なぜ「金融」ではなく「負債」を焦点化するのか?;新自由主義の戦略的核心としての「負債」;いかに“借金人間”は製造されるのか?)
- 第2章 「債権者/債務者」とは何か?—「負債」による主観的主体化(「返済の義務」という道徳は、いかに成立したか?—ニーチェ『道徳の系譜学』;「信用」とは何か?—マルクスの二つの「信用」論;「信頼」と「信用」—未来創造の原動力となる「信頼」/無力化させる「信用」;“負債”の歴史的展開)
- 第3章 新自由主義の戦略的核心としての「負債」(新自由主義の誕生—すべての人を資本家に、経営者に、そして「借金人間」に;「負債」による権力システムの再構成—主権権力・規律的権力・生政治的権力;いかに新自由主義は「債務危機」を乗り越えようとしているか?;“負債”は社会をどのように変えたか?;「反生産」「反民主主義」を超えるために)
「BOOKデータベース」 より