失われざる十年の記憶 : 一九九〇年代の社会学
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失われざる十年の記憶 : 一九九〇年代の社会学
青弓社, 2012.6
- タイトル別名
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失われざる十年の記憶 : 1990年代の社会学
- タイトル読み
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ウシナワレザル ジュウネン ノ キオク : 1990ネンダイ ノ シャカイガク
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内容説明・目次
内容説明
経済不況、雇用の流動化、新自由主義の台頭、敗戦後五十年、インターネットの普及、趣味の多様化—「失われた十年」として記憶される一九九〇年代の一面的な理解にあらがい、浜崎あゆみ、アイドル、『セーラームーン』『スワロウテイル』、SF・サイコ小説、神戸連続児童殺傷事件などを読み込みながら、この時代がはらんでいた可能性をすくい上げる。
目次
- 序章 失われざる十年の記憶—「九〇年代」をつなぎとめるために
- 第1章 郊外空間の反転した世界—『空中庭園』と住空間の経験
- 第2章 夢の跡地に見た夢は—『スワロウテイル』の近未来都市
- 第3章 侵食する怪物—サイコ・ホラー的想像力と『CURE(キュア)』
- 第4章 アレゴリカルな暴力の浮上—「酒鬼薔薇聖斗」と物語の条件
- 第5章 偽史への意志—歴史修正主義と『五分後の世界』
- 第6章 銀水晶に解放された関係性—美少女戦士セーラームーンに欲望するファン
- 第7章 彼女たちの憂鬱—女性アイドル“冬の時代”再考
- 第8章 「居場所」をめぐって—浜崎あゆみに節合する時代の言葉
「BOOKデータベース」 より