日本中世の母性と穢れ観
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日本中世の母性と穢れ観
(塙選書, 112)
塙書房, 2012.6
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日本中世の母性と穢れ観
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ニホン チュウセイ ノ ボセイ ト ケガレカン
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博士論文 (滋賀県立大学, 2003.12) をもとにしたもの
Description and Table of Contents
Description
女性は、身体的に妊娠・出産・授乳が可能なために、否応なしに母(=母性)の役割をおわされ、また禁忌や産穢・月穢などの触穢観にとらわれてきた。中世における母性のあり方と変遷を、女性と信仰・身体性・惣村との関係からたどって問いなおし、新たな母性の歴史認識を示す。
Table of Contents
- 第1章 中世村落と母性—「女(ムスメ)」の座から女房座へ(年中行事と女性;女房座の成立;女頭人について;如法経田と女性)
- 第2章 中世の女性と信仰—寄進状・比丘尼・キリシタン(寄進状に見る信仰;巫女と比丘尼;キリスト教と女性)
- 第3章 中世の女性と血盆経信仰(女性の信仰と血盆経;女性と血穢不浄観)
- 第4章 中世の出産—着帯・介添え・血穢(妊娠の自覚と社会の認知;出産の風景;産穢とその変遷;月穢とその変遷)
- 第5章 中世の授乳—乳母と御乳人(二人の「母」と権勢;授乳する乳母と授乳しない乳母;授乳の忌避)
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