なぜ、「怒る」のをやめられないのか : 「怒り恐怖症」と受動的攻撃
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書誌事項
なぜ、「怒る」のをやめられないのか : 「怒り恐怖症」と受動的攻撃
(光文社新書, 592)
光文社, 2012.7
- タイトル別名
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なぜ怒るのをやめられないのか : 怒り恐怖症と受動的攻撃
- タイトル読み
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ナゼ、「オコル」ノオ ヤメラレナイノカ : 「イカリ キョウフショウ」ト ジュドウテキ コウゲキ
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内容説明・目次
内容説明
「怒り」とは、「何かうまくいっていないことがある」というサイン。生きる上で非常に重要な感情である。しかし「怒りを自覚すること」の大切さを教えてもらえず、我慢させられるばかりで(または理不尽な怒りの恐怖の中で)育つと、「怒り恐怖症」に陥ってしまう。その症状としては二つにわかれる。一方は怒ることを否認し、怒りを自分自身に向けたり、怒りを偽装して「受動的攻撃」という形(「やるべきことをしない」「遅らせる」「忘れる」等々)で敵意を表出する。もう一方は、怒りを溜めこんだあげく、キレる症状である。「怒らない」ことが盛んに目指されるが、抑圧した怒りは必ず別の形で表れ、連鎖し、人間関係や自分自身を傷つける。本書ではしつこい怒りを醸成する依存や支配、競争関係に注目しつつ事例を分析。怒りを適切に表現する大切さとその方法を探っていく。
目次
- はじめに なぜいま、「怒り」、—とくに「ゆがんだ怒り」を取り上げるのか?
- 第1章 抑圧された怒りはどこへいくのか?
- 第2章 自分自身に向けられる怒り
- 第3章 受動的攻撃—こそこそと怒りを表現する人たち
- 第4章 なぜ怒りを直接出せないのか?
- 第5章 怒りの応酬、怒りの連鎖
- 第6章 処方箋—怒りをそんなに怖れるな
「BOOKデータベース」 より