「私」語りの文学 : イギリス十九世紀小説と自己

書誌事項

「私」語りの文学 : イギリス十九世紀小説と自己

新野緑著

英宝社, 2012.7

タイトル別名

「私」語りの文学 : イギリス19世紀小説と自己

私語りの文学 : イギリス十九世紀小説と自己

タイトル読み

ワタクシガタリ ノ ブンガク : イギリス ジュウキュウセイキ ショウセツ ト ジコ

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注記

主要参考文献: p342-355

内容説明・目次

内容説明

ディケンズを中心に、オースティンからギッシングにいたる多様なイギリス作家の作品を、小説による“自己”の創造という観点から読み解く、鮮烈な19世紀イギリス小説論。

目次

  • 第1章 笑う「自己」、笑われる「自己」—『エマ』における認識
  • 第2章 自伝とその虚構化をめぐって—『マンスフィールド・パーク』とギャスケルの『妻たちと娘たち』
  • 第3章 空白の語るもの—『アグネス・グレイ』における自己形成
  • 第4章 ニューゲイト・ノヴェルとライフ・ライティング—ブルワー=リットン、エインズワース、サッカレィ、ディケンズ
  • 第5章 記憶の形—ディケンズとクリスマス物語
  • 第6章 移動する「自己」—ディケンズ『迷子になって』と「歩くこと」
  • 第7章 反復の恐怖—ディケンズ「信号手」の深層
  • 第8章 「知ること」の不幸—エリオット『引き上げられたヴェール』とディケンズの短編小説
  • 第9章 「自己」の在り処—『フロス河畔の水車小屋』と『辛い時代』
  • 第10章 ギッシングにおける「書く」自己、「読む」自己

「BOOKデータベース」 より

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