アジア独立論者福沢諭吉 : 脱亜論・朝鮮滅亡論尊王論をめぐって
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書誌事項
アジア独立論者福沢諭吉 : 脱亜論・朝鮮滅亡論尊王論をめぐって
(人と文化の探究, 8)
ミネルヴァ書房, 2012.7
- タイトル別名
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アジア独立論者福沢諭吉 : 脱亜論・朝鮮滅亡論・尊王論をめぐって
アジア独立論者福沢諭吉 : 脱亜論朝鮮滅亡論尊王論をめぐって
- タイトル読み
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アジア ドクリツロンシャ フクザワ ユキチ : ダツアロン・チョウセン メツボウロン ソンノウロン オ メグッテ
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注記
文献: 章末
大正版『福澤全集』「時事論集」所収論説・演説一覧: 巻末p16-29
福沢諭吉直筆草稿残存社説一覧: 巻末p30-33
内容説明・目次
内容説明
福沢諭吉は戦後の左翼が批判するようなアジア侵略論者なのか。本書ではまず、福沢のナショナリズムの由来を踏まえたうえで、膨大な著作、とりわけ『時事新報』無署名社説の起草者を認定することを通じて、石河幹明ら周囲の人々の主張と明確に仕分けする。はたして新聞人として読者に伝えようとした福沢の「独立自尊」と「文明政治」とは、いかなる内容だったのか。本書ではその核心を詳細に論じる。
目次
- 第1部 福沢諭吉とナショナリズム(ナショナリズムの根拠—福沢諭吉の場合;福沢諭吉は公金一万五千ドルを横領したか;『学問のすヽめ』と『文明論之概略』;福沢諭吉は挑戦甲申政変の黒幕か)
- 第2部 『時事新報』論説の作られ方(『時事新報』論説とは何か;無署名論説からいかに福沢を見つけだすか;『時事新報』の「我輩」たち(一)—中上彦次郎時代;『時事新報』の「我輩たち(二)—伊藤欽亮時代から福沢捨次郎時代へ」)
- 第3部 ありがちな批判に答える(福沢への不当な評価—安川寿之輔著『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』と杉田聡編『福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集』;『時事新報』論説は誰の思想を表しているか;『時事新報』の論調は、対アジア強硬論一辺倒か;『福沢諭吉の真実』への反響)
- 第4部 独立自尊と文明政治(「朝鮮人民のために其国の滅亡を賀す」と文明政治の六条件;誰が『尊王論』を書いたのか;石川幹明が信じられない三つの理由—『福沢諭吉全集』「時事新報論集」の信憑性について;福沢諭吉における国家と個人)
「BOOKデータベース」 より