白い道
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白い道
(岩波現代文庫, 文芸 ; 205)
岩波書店, 2012.8
- タイトル読み
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シロイ ミチ
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注記
初出一覧: p223-224
本書は2010年7月岩波書店より刊行された
内容説明・目次
内容説明
戦争に負けるということは白いことなのだ—。“歴史の記録者”と称される作家、吉村昭。その作品に通底する冷静な歴史観は、自身の戦争体験に源をさかのぼる。執筆のための徹底的な取材・調査で知られる作家が、その筆をかけて我々に問いかけつづけてきたものとは何か。作家の歴史観の起源に迫るエッセー集。
目次
- 1 歴史の流れ(記録と小説;白い道;戦争体験期の変質;歴史は押しとどめられない;史実と創作について;昭和・戦争・人間)
- 2 時代を動かす(隣国アメリカ;時代を動かした訳業;フェートン号事件;紫煙となった辞書;ペリー来航と鯨・石炭;「しいほるとの娘」が生きた時代)
- 3 人間としての魅力(『彦九郎山河』を書いて;孤然とした生き方;『落日の宴』の主人公;凜とした姿勢;小説家としての興味;『暁の旅人』創作ノート)
- 4 歴史の町(出島;江戸・東京を散策する;私のふる里、日暮里;致命傷の名;ロシア皇帝と龍;小村寿太郎の椅子;焼失した町の記憶)
「BOOKデータベース」 より