静かなる大恐慌
著者
書誌事項
静かなる大恐慌
(集英社新書, 0658A)
集英社, 2012.9
- タイトル読み
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シズカナル ダイキョウコウ
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注記
主要参考文献: p210-217
内容説明・目次
内容説明
世界は「静かなる大恐慌」に突入した。危機的なのは経済だけではない。国際政治は、一九二九年の世界大恐慌をはさんだ、ふたつの世界大戦の時代と同じコースを歩み始めた。グローバル化が必然的に招く、社会の不安定化と経済の脆弱化。これに耐えるシステムは、通説とは逆に「大きな政府」の復活しかない、という歴史の趨勢に我々は逆らうことはできないのだ。このグローバル化の行きづまり、急反転というショックを日本はいかに生き抜くか。経済思想、国際関係論、政治・経済史の知見を総動員して、新進気鋭の思想家が危機の本質と明日の世界を精緻に描き出す。
目次
- 第1章 「静かなる大恐慌」に突入した
- 第2章 グローバル化は平和と繁栄をもたらすのか?
- 第3章 経済戦争のはてに
- 第4章 行きすぎたグローバル化が連れてくる保護主義
- 第5章 国家と資本主義、その不可分の関係
- 第6章 日本経済の病理を診断する
- 第7章 恐慌以降の世界を生き抜く
「BOOKデータベース」 より