ドイツ帝国の成立と東アジア : 遅れてきたプロイセンによる「開国」

書誌事項

ドイツ帝国の成立と東アジア : 遅れてきたプロイセンによる「開国」

鈴木楠緒子著

(Minerva西洋史ライブラリー, 95)

ミネルヴァ書房, 2012.10

タイトル別名

ドイツ帝国の成立と東アジア : 遅れてきたプロイセンによる開国

タイトル読み

ドイツ テイコク ノ セイリツ ト ヒガシアジア : オクレテ キタ プロイセン ニヨル「カイコク」

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注記

学位請求論文『東アジアの「開国」とドイツ : アヘン戦争から「オイレンブルク使節団」へ』(名古屋大学、2003年)を加筆・修正したもの

参考文献: 巻末p21-39

内容説明・目次

内容説明

ドイツ統一国家の形成過程を、「ウェスタン・インパクト」(西洋の衝撃)ならぬ「イースタン・インパクト」に注目し、「開国」期の東アジアとドイツとの関係史を手がかりに再考する。ドイツ連邦内での勢力争いや、ヨーロッパ大陸内の国際政治史からの検討といった従来の研究の枠を越え、よりグローバルな視角から捉え直すことを目的とする。

目次

  • ドイツ国民国家形成と「開国」期の東アジアとの関係
  • 第1部 ドイツ自由主義と東アジアの「開国」(一八四〇年代ドイツ自由主義二大新聞の中国論—アヘン戦争をめぐって;一八五〇年代ドイツ自由主義陣営の東アジア情勢論—ミュンヘンのオリエンタリスト、ノイマンの論説;オイレンブルク使節団とプロイセン自由主義者—小ドイツ主義的統一国家建設との関連で;ドイツ帝国の創建と在華ドイツ人管理・管轄問題—朝鮮南延君陵墓盗掘事件への対応)
  • 第2部 オイレンブルク使節団の東アジア体験(オイレンブルク使節団の中国論—条約締結交渉の経験;一九世紀中葉ドイツにおける日本旅行記の生成と受容—オイレンブルク使節団の旅行記の役割;一九世紀第三四半期における日独相互イメージの形成—オイレンブルク使節団と遣欧使節団の経験;近代ドイツにおける顕彰文化と「国際交流」の記憶—ケンペルの事例が語るもの)
  • 新しいドイツ近代史像の構築—「イースタン・インパクト」への注目から

「BOOKデータベース」 より

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