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イギリス映画と文化政策 : ブレア政権以降のポリティカル・エコノミー

河島伸子, 大谷伴子, 大田信良編 ; エグリントンみか [ほか] 著

慶應義塾大学出版会, 2012.10

Other Title

イギリス映画と文化政策ブレア政権以降のポリティカルエコノミー

Title Transcription

イギリス エイガ ト ブンカ セイサク : ブレア セイケン イコウ ノ ポリティカル・エコノミー

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Note

その他の著者: 三浦玲一, 松本朗, 太下義之

Further reading: 各章末

年表: p184-191

Description and Table of Contents

Description

本書は、1990年代以降、すなわちブレア新労働党政権時代とそれ以降、英国国内および国外に流通した『クィーン』や『恥辱』、『めぐりあう時間たち』などのさまざまな映像テクストを、文化政策、映画政策、映画制作・配給・興行に関わる市場環境変化の分析を通じて分析・解釈することを目的としている。また、2012年オリンピック招致をその「文化プログラム」によって勝ち取ったグローバル・シティ、ロンドンと英国国家との関係にも言及する。英国文化政策を、勃興しつつあるグローバル化するポピュラー・カルチャーを生産・創造する“ポリティカル・エコノミー”という観点から読み直す意欲的な試みである。

Table of Contents

  • 序章 英国の文化政策と映像文化
  • 第1章 『クィーン』が表象するニュー・レイバーと“the people’s princess”—「グローバル・ポピュラー・カルチャー」の勃興?
  • 第2章 劇場文化のポリティクスと英国地方都市—ブレア政権の多文化主義から“Broken Britain”へ
  • 第3章 グローバル・ポピュラー・ハリウッドとディザスター映画の流行—ローランド・エメリッヒ『インデペンデンス・デイ』の真実
  • 第4章 英国ヘリテージ文化とグローバル・ハリウッドの“間”
  • 第5章 グローバル化とオリンピック文化プログラム—2012年オリンピック大会にロンドンが勝利した理由
  • 第6章 「成長」のポリティカル・エコノミーと『アバウト・ア・ボーイ』—変容するロマンティック・コメディ
  • 終章 ポピュラー・カルチャーのグローバルな再編とはなんだったのか?—文化的価値の再解釈に向けて

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