韓国社会の周縁を見つめて : 村祭・犬食・外国人

書誌事項

韓国社会の周縁を見つめて : 村祭・犬食・外国人

土佐昌樹著

岩波書店, 2012.10

タイトル別名

韓国社会の周縁を見つめて : 村祭犬食外国人

タイトル読み

カンコク シャカイ ノ シュウエン オ ミツメテ : ムラマツリ・ケンショク・ガイコクジン

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注記

参考文献: p228-230

内容説明・目次

内容説明

過疎に苦しむ村人たち、バッシングにさらされながら伝統食を守る人々、労働者や花嫁として韓国に移住してくる外国人たち…そうした韓国社会の周縁で、つねに時代に翻弄されながら生きる人々の実像を丹念に調査し、そこから見えてくる問題を、日本人であり人類学者でもある著者自身を問い直しつつ、鋭く浮き彫りにしてゆく。

目次

  • 序 エスノグラフィーと異文化—村祭、犬食、外国人、そして「私」について(私と韓国・朝鮮;在日との出会い;オート・エスノグラフィーと異文化理解)
  • 第1章 奪われた村祭—珍島T里での出来事と記憶(都市から農村へ;一九八八年の村祭;消えたチャンスン—力の交錯とねじれ;伝統文化という言説;コンタクトゾーンと人類学者)
  • 第2章 禁止された伝統食と犬肉博士の孤独な闘い(ナショナリズムの毒;犬肉博士との出会い;動物保護団体の論理;人類学者の論理;犬とヒト社会;犬肉博士との再会)
  • 第3章 外国人が生み出す乱流—多文化社会への陣痛(マウンジーとの出会い;外国人労働者の文化創造;終わりのない振動と多文化家族;農村と多文化家族—珍島から;他者と供犠)

「BOOKデータベース」 より

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