「太平記読み」の時代 : 近世政治思想史の構想
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「太平記読み」の時代 : 近世政治思想史の構想
(平凡社ライブラリー, 775)
平凡社, 2012.11
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太平記読みの時代 : 近世政治思想史の構想
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タイヘイキヨミ ノ ジダイ : キンセイ セイジ シソウシ ノ コウソウ
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Note
1999年6月、平凡社選書の1冊として刊行されたもの
Description and Table of Contents
Description
江戸前期、大名らに『太平記』を講釈する者たちのタネ本は出版されるやベストセラーとなり、その主張は、武家や思想家のみならず、民衆レベルにまで浸透した。楠正成を理想的な為政者=仁君に仕立て上げ、戦国の衣を脱いだ大名たちに統治のマニュアルを、民衆たちに修身斉家の指針を与え、共通の政治常識を涵養した『太平記秘伝理尽鈔』の思想こそ、江戸の秩序の根幹である!—大胆かつ綿密な論理と実証によって、近世史、思想史の通念を一新した画期的論考。
Table of Contents
- 「太平記読み」研究序説—近世初期における「国家」と「仏法」
- 第1部 「太平記読み」と近世の政治思想(近世初期における楠正成像の転換;「太平記読み」の忠と佐藤直方;「太平記読み」における政治と学問)
- 第2部 「太平記読み」と領主層の思想—幕藩領主の思想史的研究序説(金沢藩制の確立と「太平記読み」;岡山藩制の確立と「太平記読み」;池田光政の思想形成と「太平記読み」)
- 第3部 「太平記読み」と民衆の政治意識—「太平記読み」を軸とした政治思想史(幕藩制の確立と民衆の政治意識)
- 「太平記読み」から安藤昌益へ
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