老子
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書誌事項
老子
(ちくま学芸文庫, [ロ7-1])
筑摩書房, 2013.1
- タイトル読み
-
ロウシ
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注記
『世界古典文学全集第17巻』 (筑摩書房 2004年刊) の『老子』部分を文庫化したもの
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
自己研鑽し、知識を増やすことは、かえって人間を不幸にするのではないか—才知がものをいい、相手を出し抜き、騙すことまでもが出世につながる中国戦国時代の中で、老子はそう考えた。そして農村の自然で素朴な生活に人間の幸せな生き方を見出し、「無為自然」の境地にいたる。無為とは不必要なことは行わないという意味で、孔子をはじめ儒家が貴ぶ学問も、自我を肥大化させるだけの不必要なものと批判した。競争社会を強く否定する老子の思想は、生き方に迷う多くの日本人を魅了してきた。己れの無力を知り、自由に生きるための知恵を、碩学・福永光司の名訳と詳細な注釈で読む。
目次
- 上篇(道経)
- 下篇(徳経)
「BOOKデータベース」 より