「愛の争闘」のジェンダー力学 : 岩野清と泡鳴の同棲・訴訟・思想

Bibliographic Information

「愛の争闘」のジェンダー力学 : 岩野清と泡鳴の同棲・訴訟・思想

坂井博美著

ぺりかん社, 2012.12

Other Title

愛の争闘のジェンダー力学 : 岩野清と泡鳴の同棲訴訟思想

ジェンダー力学の女性史 : 岩野清『愛の争闘』を中心に

ジェンダー力学の女性史 : 岩野清愛の争闘を中心に

Title Transcription

「アイ ノ ソウトウ」 ノ ジェンダー リキガク : イワノ キヨ ト ホウメイ ノ ドウセイ・ソショウ・シソウ

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Note

博士学位請求論文「ジェンダー力学の女性史 : 岩野清『愛の争闘』を中心に」(早稲田大学, 2010年) をもとに加筆修正をしたもの

文献一覧: p347-363

岩野清著作目録: p364-369

岩野清・岩野泡鳴年譜: p370-384

Description and Table of Contents

Description

明治〜大正期に活躍した女性活動家・遠藤清(1882‐1920)における自然主義作家・岩野泡鳴(1873‐1920)との同棲→結婚→別居→訴訟→離婚というライフヒストリーを通じて、両性関係の力学と相互作用を浮き彫りにし、さらに近代の家父長制社会でその家族を支える外部としての「女中」の存在に注目することで、女性の思想と実践を複眼的に照らし出す。

Table of Contents

  • 第1章 「愛の争闘」前史
  • 第2章 「新しい女」をつくる男と女
  • 第3章 セクシュアリティをめぐる攻防—『愛の争闘』の虚構性の検討を中心に
  • 第4章 女性解放論のなかのジェンダー力学—経済的独立論を中心に
  • 第5章 「争闘」の小説をめぐるジェンダー力学
  • 第6章 「家庭」のなかの階級—大正期フェミニストの「女中」雇用
  • 第7章 恋愛結婚における妻の座—「新しい女」の同居請求訴訟
  • 第8章 経済的独立論と“妻・母の権利”のはざま—「新しい女」の扶養料請求訴訟

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