来るべき書物
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書誌事項
来るべき書物
(ちくま学芸文庫, [フ10-2])
筑摩書房, 2013.1
- タイトル別名
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Le livre à venir
- タイトル読み
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キタルベキ ショモツ
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注記
1989年筑摩書房より刊行された
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
20世紀フランス最大の文芸批評家モーリス・ブランショの代表作。「作品とは、作品に対する期待である。この期待のなかにのみ、言語という本来的空間を手段とし場所とする非人称的な注意が集中するのだ。『骰子一擲』は、来るべき書物である」。そしてブランショは、作品の奥行、あるいは作品群が構成する世界のみならず、作品を作り上げる作者の精神そのものと直接対峙する。取り上げるのは、マラルメ、プルースト、アルトー、ルソー、クローデル、ボルヘス、ムージル、ブロッホ、ジューベールなど。燦然たる輝きのもと、作品や作者のイメージを一新させる、鮮烈で深い、全26章の批評集。
目次
- 1 セイレーンの歌(想像的なものとの出会い;プルーストの経験)
- 2 文学的な問い(「幸福に世を終えられそうもない」;アルトー ほか)
- 3 未来なき芸術について(極限において;ブロッホ ほか)
- 4 文学はどこへ行くか?(文学の消滅;ゼロ地点の探究 ほか)
「BOOKデータベース」 より