ギュンター・グラス : 「渦中」の文学者

書誌事項

ギュンター・グラス : 「渦中」の文学者

依岡隆児著

(集英社新書, 0676F)

集英社, 2013.1

タイトル別名

ギュンターグラス : 渦中の文学者

タイトル読み

ギュンター グラス : カチュウ ノ ブンガクシャ

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注記

ギュンター・グラス略年譜: p208-214

邦訳作品リスト: p215-216

内容説明・目次

内容説明

小説『ブリキの太鼓』で世界的に知られる、現代ドイツを代表するノーベル文学賞受賞作家ギュンター・グラス。社会民主主義者であり、政治活動も厭わない「行動する作家」でもあるが、自伝的小説『玉ねぎの皮をむきながら』において、かつてナチスの武装親衛隊員だったことを告白し、全世界に衝撃を与えた。近年もドイツ社会のタブーともいえるイスラエル批判を行い物議をかもすなど、八〇歳を越えてなお世界を「翻弄」し続けている。常に「渦中にいる」この大作家の実像を、気鋭のグラス研究者が明らかにする。

目次

  • 第1章 ふるさとを離れることはない(一九二七年から五〇年)
  • 第2章 灰色を愛す(一九五〇年代)
  • 第3章 コラボレートする(一九六〇年代、七〇年代)
  • 第4章 真実はそのつど、語り直される(一九八〇年代)
  • 第5章 喪失は文学の前提である(一九九〇年代)
  • 第6章 想起とは恩寵でもあれば、呪いでもある(二一世紀)

「BOOKデータベース」 より

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