保守思想のための39章
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保守思想のための39章
(中公文庫, [に-5-3])
中央公論新社, 2012.12
- タイトル読み
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ホシュ シソウ ノ タメ ノ 39ショウ
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注記
筑摩書房 (2002年9月刊) を「中公文庫」として再刊したもの
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
保守思想について述べた本は少なくないが、古今の思想史の中に位置づけた本は決して多くはない。保守思想自体に体系化を拒む面があるからだ。本書はその数少ないうちの一書であり、入門書にして思想の深奥にまで触れた名著である。歴史の知恵が凝縮した保守という考えを、危機の時代にあって明晰に捉えた本書の価値は、いま極めて大きい。
目次
- 地球の危機—帝国主義が蔓延する
- 情報の空虚—ITが空回りする
- 「戦後」の完成—アプレゲールの末路
- 感情の優位—合理の前提はどこにあるのか
- 葛藤の遍在—感性は錯綜している
- 平衡の必要—健全な精神は精神の曲芸を要求する
- 幻覚の不可避—精神のはたらきはすべて仮想である
- 持続の意義—リアリティの根拠を求めて
- 成熟の希求—常識という「死者の書」
- 愛着の必然—手段へのこだわりが生をゆたかにする〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より