トマス・アクィナスにおける人格 (ペルソナ) の存在論
著者
書誌事項
トマス・アクィナスにおける人格 (ペルソナ) の存在論
知泉書館, 2013.1
- タイトル別名
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Thomas Aquinas on the ontology of persons
トマスアクィナスにおける人格の存在論
トマス・アクィナスにおける人格の存在論
- タイトル読み
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トマス・アクィナス ニオケル ペルソナ ノ ソンザイロン
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注記
博士論文 (東京大学, 2001) に基づくもの
その他のタイトルは p[333]による
英文要旨あり
文献一覧: p[279]-313
内容説明・目次
内容説明
ペルソナ・人格の存在論的構造を徹底的に分析、トマスの存在論的な人間論の構造を、「存在の充実」という観点から認識論と存在論の統一的視点で解明し、「人格の存在論」を構築する。倫理学と存在論の相互連関の観点から、テキストの厳密で正確な読解と現代的意義の探究を兼ね備え、創造的な再解釈に挑んだ画期作。
目次
- 第1部 理性的実体としての人格の基本的構造(人間論的概念としてのペルソナの輪郭;人格の自己根源性:被造物としての人間の自立性)
- 第2部 存在充足としての認識活動(知性認識における人格の自立性と関係性;神認識における人格の自立性と関係性—神の把握不可能性の含意するもの;トマスの沈黙:存在充実の徴としての沈黙)
- 第3部 存在充足の運動としての愛(根源的な受動性としての愛—人格の全体性における情念の意味;人格の相互関係—友愛における一性の存在論;徳(virtus)としての愛(carritas):愛ににおける人間の自立性と関係性)
- 第4部 存在充足の原理としての自然法(トマス自然法論の基本構造—自然法の第一原理;自然法と万民法—トマスからスアレスへ)
「BOOKデータベース」 より