近代技術の日本的展開 : 蘭癖大名から豊田喜一郎まで

書誌事項

近代技術の日本的展開 : 蘭癖大名から豊田喜一郎まで

中岡哲郎著

(朝日選書, 896)

朝日新聞出版, 2013.2

タイトル読み

キンダイ ギジュツ ノ ニホンテキ テンカイ : ランペキ ダイミョウ カラ トヨダ キイチロウ マデ

大学図書館所蔵 件 / 167

この図書・雑誌をさがす

注記

『一冊の本』2007年7月号-2009年8月号に連載の「技術を考える」に加筆修正したもの

内容説明・目次

内容説明

東から西へ、世界でものと人の移動に伴い繰り返された文明の移転は、18世紀、イギリスで産業革命に結実し、機械で商品を生産販売する時代を生んだ。同じころ鎖国下の日本では、西からの珍品貴宝を求める蘭癖大名らが技能者を巻き込み、反射望遠鏡、時計、大砲などが製品化されるほどに各地でネットワークを築いていた。開国後、殖産興業のスローガンの下、日本の技術者や在来職人は、外来技術と在来技術をうまく組み合わせて、製糸業、紡績業、軽工業、機械工業、製鉄、鉄道などの分野で独自の発展を生む。この間日本は、日清、日露、第一次世界大戦を経験し、勝つたびに領土拡張するも、最後の第二次世界大戦に大敗しすべてを失う。しかし10年後には高度経済成長が始まる。それはなぜか?技術の角度から考える。

目次

  • 第1章 地球史的角度から見た日本と産業革命
  • 第2章 レバント貿易から産業革命まで
  • 第3章 日本の原生的産業革命または後発工業化
  • 第4章 三つの戦争と軍工廠の肥大
  • 第5章 二つの世界大戦の間
  • 最終章 太平洋戦争・敗戦・高度成長

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ