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幕末の天皇

藤田覚 [著]

(講談社学術文庫, [2157])

講談社, 2013.2

タイトル読み

バクマツ ノ テンノウ

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注記

参考文献: p258-259

原本は1994年9月講談社より講談社選書メチエとして刊行されたもの

内容説明・目次

内容説明

近代天皇制を生み出した、十八世紀から八十年にわたる朝廷の“闘い”のドラマ—。神事や儀礼の再興・復古を通して朝権強化をはかった光格天皇。その遺志を継いで尊皇攘夷のエネルギーを結集しカリスマとなった孝明天皇。幕末政治史の表舞台に躍り出た二人の天皇の、薄氷を踏むような危うい試みを活写し、「江戸時代の天皇の枠組み」を解明する。

目次

  • 第1章 江戸時代の天皇(幕藩権力と正統性;天皇・朝廷の統制;朝幕関係の現実—形式と内実;十八世紀末の天皇を取り巻く状況—天皇浮上の客観的条件)
  • 第2章 光格天皇の登場(光格天皇という事件;天明の大飢饉と光格天皇;光格天皇の君主意識)
  • 第3章 天皇権威の強化策(復古・再興ブーム;御所の復古的造営;尊号事件おこる;対外的危機と朝廷;大政委任論の成立;天皇号の再興)
  • 第4章 鎖国攘夷主義の天皇(即位と生活;天皇と対外的危機;ペリー来日と朝廷;日米通商条約勅許問題—幕末維新史の転換点)
  • 第5章 江戸時代最後の天皇(公武合体か尊王攘夷か;真偽不分明の勅命—公武合体運動と尊攘運動の対立抗争;「非義」の勅命と孝明天皇の死)

「BOOKデータベース」 より

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