超域する異界
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超域する異界
勉誠出版, 2013.1
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チョウイキ スル イカイ
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超域する異界
2013.1.
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超域する異界
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参考文献は論末にあり
Description and Table of Contents
Description
国境を超え時間的制約を逃れ、人間の日常および精神生活の裏、奥、外に必要不可欠な空間領域として想像される「異界」—the other world—。その諸相を、グリム童話から日本の民話、ドイツ・中国・日本における文学・音楽・絵画表象、言語学からコミュニケーション研究に至るまで、空間、時間、学術分野の境界を超え、「超域」的に考察する。洋の東西を問わず、古代から現代に至るまで、人間の精神文化のなかに表現やかたちを変えながら偏在する「異なるもの」の多面的価値を浮き彫りにする。
Table of Contents
- 序章 異界を超域する試み
- 第1章 西洋における伝統的な異界とその表現—ドイツ伝承文学・比較民話学・音楽学(民話における「異界」との交流を可能とする仕掛け;ドイツの民間伝承における異界と異人 ほか)
- 第2章 東洋における伝統的な異界とその表現—中国古典文学・日本近世文学・美術史(洞天の風景—神仙グロットの地誌;黄表紙における異界表象—山東京伝『箱入娘面屋人魚』を例として ほか)
- 第3章 近現代の日本における総合体としての異界とその表現—日本語学と日本文学の一九‐二一世紀(句から語へ—「魔ヲ使フ女」から「魔女」への移行を一例として;歴史と「異界」の交錯—中里介山「夢殿」論 ほか)
- 第4章 現代日本における異界思想とその超域—言説史・社会言語学・文化原理考察(「異界」の諸相—語誌の展開をめぐって;「異なものとの交流」としての異文化コミュニケーション ほか)
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