ヨーロッパ統合正当化の論理 : 「アメリカ」と「移民」が果たした役割

書誌事項

ヨーロッパ統合正当化の論理 : 「アメリカ」と「移民」が果たした役割

塚田鉄也著

(国際政治・日本外交叢書, 15)

ミネルヴァ書房, 2013.3

タイトル別名

ヨーロッパ統合正当化の論理 : アメリカと移民が果たした役割

ヨーロッパ構築の記号学 : ヨーロッパの言説的構築における「アメリカ」と「移民」

タイトル読み

ヨーロッパ トウゴウ セイトウカ ノ ロンリ : 「アメリカ」ト「イミン」ガ ハタシタ ヤクワリ

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注記

参考文献: 巻末p7-33

博士論文『ヨーロッパ構築の記号学 : ヨーロッパの言説的構築における「アメリカ」と「移民」』 (京都大学, 2009) を加筆・修正したもの

内容説明・目次

内容説明

国民国家とは異なる新しい開かれた政治共同体のモデルとされるEU。その背景には、欧州統合は二度の世界大戦への反省に基づいて内発的に進められてきた、との想定があった。本書では、欧州統合を正当化する言説の中で、「アメリカ」や「移民」という他者が重要な役割を果たしたことを解明し、欧州統合の論理を理解するうえで内発的統合史観が抱える問題と、開かれた共同体というイメージの困難性を浮き彫りにする。

目次

  • 序章 ヨーロッパのの構築と国際関係論(悲観論と楽観論;統合の論理)
  • 第1章 開かれた共同体としてのヨーロッパ(国民国家とヨーロッパ;ヨーロッパ構築の「内発性」 ほか)
  • 第2章 ヨーロッパの構築とアメリカ(仏独和解の記号学;台頭するアメリカと衰退するヨーロッパ ほか)
  • 第3章 ヨーロッパの構築と移民・難民(安全保障化論;移民の安全保障化 ほか)
  • 終章 ヨーロッパのジレンマ(開かれた共同体の困難性;閉ざされた共同体の困難性)

「BOOKデータベース」 より

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