ゴシックの視覚宇宙
著者
書誌事項
ゴシックの視覚宇宙
名古屋大学出版会, 2013.2
- タイトル別名
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L'univers visuel du gothique
- タイトル読み
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ゴシック ノ シカク ウチュウ
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内容説明・目次
内容説明
西洋中世において爆発的に拡大したイメージの世界は、何を顕わにし、それを観る者にいかなる経験や認識をもたらしたのか。黙示録写本、ステンドグラス、聖遺物など、イメージが切り拓いた多様な視覚宇宙を探究し、「見えるようになること」を根底から問い直したゴシック美術論。
目次
- 第1部 隠蔽から開示へのレトリック(レヴェラティオをめぐるレヴェラティオ—視覚的タイポロジーの試み;「天に開かれた門」—黙示録写本の挿絵と読者/観者の内的ヴィジョン ほか)
- 第2部 記憶と想起のトポグラフィー(イェルサレム・コンスタンティノポリス・パリ—サント=シャペルとその装飾;過去の物質的引用—サン=ドニ大修道院長シュジェールのスポリアを中心に ほか)
- 第3部 「鏡」としてのユダヤ(反転した自己表象—「ユダヤの帽子」の解釈をめぐって;「恐るべき不信仰」とイメージの聖性—聖ニコラウス像を罰するユダヤ教徒)
- 第4部 聖顔:不在と現前のディアレクティック(痕跡としてのイメージ—奇跡的イコンと刻引のメタファー;「顔と顔とを合わせて」—一三世紀イギリス写本における聖顔と祈念 ほか)
「BOOKデータベース」 より