三島由紀夫「表面」の思想

書誌事項

三島由紀夫「表面」の思想

川上陽子著

水声社, 2013.3

タイトル別名

三島由紀夫表面の思想

タイトル読み

ミシマ ユキオ「ヒョウメン」ノ シソウ

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注記

博士論文「三島由紀夫『表面の思想』」(京都大学, 2011年) に大幅な加筆・修正を加えたもの

出典・参考文献: p235-268

内容説明・目次

内容説明

明晰かつ鍛錬された思考をもって戦後文学/思想を牽引した三島由紀夫にとって、“私”とは誰だったのか?『仮面の告白』『金閣寺』から『豊饒の海』にいたる代表作の精緻な分析を通して、現実/虚構/言語/肉体に囚われた作家の“表面”をあぶり出す。

目次

  • 第1章 “作者”の不在証明、“作家”の誕生—『仮面の告白』(「悲劇的なもの」;「私」の/への欲望 ほか)
  • 第2章 “私”の閉塞から“表面”としての“私”へ—『金閣寺』(吃音という疎外装置;「現実の金閣」と「心象の金閣」—論理の綻びから見えるもの ほか)
  • 第3章 「表面の思想」へ—『鏡子の家』『美しい星』『太陽と鉄』『文化防衛論』
  • 第4章 “表面”への物語—『豊饒の海』(“物語の法”、“本多の法”;ジン・ジャン—捏造された未知 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB12113592
  • ISBN
    • 9784891769499
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    275p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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