中国人の論理学
著者
書誌事項
中国人の論理学
(ちくま学芸文庫, [カ28-2])
筑摩書房, 2013.4
- タイトル別名
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中国人の論理学 : 諸子百家から毛沢東まで
- タイトル読み
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チュウゴクジン ノ ロンリガク
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注記
「中国人の論理学 : 諸子百家から毛沢東まで」 (中央公論社 1977年刊) の改題, 大幅に加筆訂正
内容説明・目次
内容説明
日本人が違和感を感じる中国人の行動には、確固たる論理があった。彼らには“名実一致”(形式と内容の一致)への強い欲求があり、その根本にあるのは漢字である。表意文字としての中国の漢字には、表音的に転用した日本よりもはるかに充実した意味が込められている。では名実が分離したときはどうするのか。「はじめに物ありき」。ここから“実”優先の思想が生まれる。“名”優先で「権威」を重視する日本人とは対照的に、中国人は「権力」を重視する。商売上でも、将来への含みを持たせたりしない。その時々の充実を好み、サービスといった付加価値も苦手だ。中国人特有の論理からその文化を読み解く。
目次
- 第1章 日本語と中国語と
- 第2章 古代中国人の論理学意識
- 第3章 現代中国人の論理学意識
- 第4章 中国文化の特色
- 第5章 経学的思考
- 第6章 “名”優先の日本人と“実”優先の中国人と
「BOOKデータベース」 より