書誌事項

検閲帝国ハプスブルク

菊池良生著

(河出ブックス, 055)

河出書房新社, 2013.4

タイトル読み

ケンエツ テイコク ハプスブルク

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注記

ハプスブルク検閲史年表(活版印刷発明以降): p209-211

参考文献: p213-215

内容説明・目次

内容説明

グーテンベルクの活版印刷の発明と共に、検閲の歴史は始まった。初めは宗教改革のビラ取り締まり、やがて、新聞、雑誌はもちろん、小説、戯曲、詩に至るまで、自らの名誉と立場を守るため、ハプスブルク家の人々は検閲に躍起になっていく。そして、彼らが検閲に必死になればなるほど、次々と抜け穴を見つけていく表現者や印刷業者たちとくり広げられるいたちごっこは、やがて著作権の誕生につながっていく。出版という観点から見た、ちょっとユーモラスなヨーロッパ文化史。

目次

  • 序章 「検閲」から何が見えるか
  • 第1章 活版印刷は世界を制す
  • 第2章 神聖ローマ帝国の検閲事始め
  • 第3章 神聖ローマ帝国における検閲制度の法整備
  • 第4章 印刷特権
  • 第5章 選挙協約と検閲
  • 第6章 領邦国家の検閲制度
  • 第7章 マリア・テレジア治下の検閲制度の改革
  • 第8章 前三月期の検閲事情
  • 終章 窒息しそうな検閲の果てに

「BOOKデータベース」 より

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