輸血医ドニの人体実験 : 科学革命期の研究競争とある殺人事件の謎
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書誌事項
輸血医ドニの人体実験 : 科学革命期の研究競争とある殺人事件の謎
河出書房新社, 2013.5
- タイトル別名
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Blood work : a tale of medicine and murder in the scientific revolution
- タイトル読み
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ユケツイ ドニ ノ ジンタイ ジッケン : カガク カクメイキ ノ ケンキュウ キョウソウ ト アル サツジン ジケン ノ ナゾ
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注記
年表: p263-265
参考文献: p287-309
内容説明・目次
内容説明
ペストが猛威をふるい、錬金術が未だ科学の範疇にあった17世紀のヨーロッパ。科学者たちの国を挙げての壮絶な研究競争と、輸血にすべてを賭けた医者のドラマを克明に描き、医療のターニングポイントとなったある重大事件の真相に迫る。
目次
- 医師と狂気の男—歴史上初の輸血
- 血液循環—ガレノス説の否定
- 生体実験の時代—デカルトの機械論
- ペストとロンドン大火—ロンドンの破壊と再建
- 『フィロソフィカル・トランザクションズ』—王立協会と学術論文誌
- 貴族の野心—社会的地位を示す科学
- 貴族社会と科学者—王立科学アカデミーの創設とモンモール・アカデミーの終焉
- フランス王立図書館—フランスとイングランドの戦い
- 賢者の石—物質変換と輸血
- 動物から人間へ—輸血の戦いで勝利を目指す
- ロンドン塔—オルデンバーグの危機
- べドラム—患者の選択
- 怪物のごとく—独学の医師、アンリ=マルタン・ド・ラ・マルティニエル
- 未亡人—アントワーヌ・モーロワの妻
- 毒殺事件—モーロワの死の真相
- キメラ—輸血の再開
「BOOKデータベース」 より