近世の数学 : 無限概念をめぐって

書誌事項

近世の数学 : 無限概念をめぐって

原亨吉著

(ちくま学芸文庫, [ハ39-1])

筑摩書房, 2013.6

タイトル読み

キンセイ ノ スウガク : ムゲン ガイネン オ メグッテ

注記

数学講座18 「数学史」 (筑摩書房 1975年刊) の「第2部 近世の数学--無限概念をめぐって」 を文庫化したもの

書誌: p377-389

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

微分積分学が大きく花開く前夜であった近世の数学。それは、古代ギリシャのアルキメデスに始まった求積法を再興・変容させた無限小幾何学を通して、無限概念を手さぐりで確立していく過程でもあった。本書は、ケプラー、パスカル、フェルマ、デカルト、ロベルヴァル、ホイヘンスらを経て、ニュートン、ライプニッツに至る40人ほどの大数学者の原典や書簡を検証しながら、彼らの数学論理のみならず思考の襞にまで肉薄して、創造者たちの歴史を復原する。世界的水準の業績で内外に知られている著者による高い評価の近世数学史。

目次

  • ペルティエ、クラウィウス、ウィエタ、サン・ヴァンサン、タッケ、ウォリス—接触角をめぐって
  • コマンディノ、ガリレイ、ステヴィン、ヴァレリオ、ギュルダンなど—重心の探求
  • ケプラー
  • ガリレイ
  • ゲヴァラ、ロベルヴァル、タッケ、ボイル—アリストテレスの車輪をめぐって(続)
  • ネピアー、ブリッグス—対数の導入
  • グレゴワール・ド・サン・ヴァンサン、トリチェルリ、サラサ、ブラウンカー、メンゴリ
  • デカルト、フッデ
  • デザルグ、パスカル—射影幾何学の創始
  • カヴァリエリ〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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