身体を躾ける政治 : 中国国民党の新生活運動

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身体を躾ける政治 : 中国国民党の新生活運動

深町英夫著

岩波書店, 2013.5

タイトル読み

シンタイ オ シツケル セイジ : チュウゴク コクミントウ ノ シンセイカツ ウンドウ

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注記

文献目録: p345-363

内容説明・目次

内容説明

日本の帝国主義的拡張が進む一九三四年、蒋介石は中国全土に向けて「新生活運動」の号令を発した。その目的は、「礼義廉恥」の伝統徳目を掲げつつ、近代的生活習慣を国民に強いることによって社会全体を軍事化させ、民族振興と富強中国を実現することにあった。人民の「衣食住行」への国家権力の介入は、国民一丸となって闘える強靱な身体を創出したのだろうか。また、近代国民国家への馴致をもたらしたのだろうか。同時代資料を博捜した着実な実証研究によって、「新生活運動」を発動した者、実践した者、実践させられた者、それぞれからみた全体像を明らかにする。

目次

  • 序章 ボタンを留めろ、痰を吐くな!
  • 第1章 林檎の後味—思想
  • 第2章 星火燎原/楽隊馬車—政治
  • 第3章 裸の蒋介石—社会
  • 第4章 敵か?友か?—日本人
  • 第5章 誰が子供を躾けるか—家族
  • 第6章 誰が国に体を捧げるか—軍事
  • 第7章 贅沢な用心棒?—米国人
  • 終章 中国人はエジソンか

「BOOKデータベース」 より

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