バチカン近現代史 : ローマ教皇たちの「近代」との格闘
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書誌事項
バチカン近現代史 : ローマ教皇たちの「近代」との格闘
(中公新書, 2221)
中央公論新社, 2013.6
- タイトル別名
-
バチカン近現代史 : ローマ教皇たちの近代との格闘
- タイトル読み
-
バチカン キンゲンダイシ : ローマ キョウコウ タチ ノ「キンダイ」トノ カクトウ
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注記
参考文献: p251-255
バチカン近現代史関連年表: p256-264
内容説明・目次
内容説明
フランス革命以降、「政教分離」を推進する近代国家の登場で、ローマ教皇は領土や権威を失っていく。20世紀に入り、教皇はイタリア政治に介入し続け、ムッソリーニの思惑もあり、バチカン市国が成立する。その後バチカンは、「反宗教」の共産主義を常に敵視。ナチスに秋波を送り、戦後は米国に接近、「人権外交」を繰り広げ、それは「東欧革命」に繋がった。本書は、カトリック総本山バチカンの生き残りを賭けた200年を描く。
目次
- 序章 前近代のバチカン—起源から一七世紀まで
- 第1章 フランス革命の衝撃—超保守主義の台頭
- 第2章 ピウス9世の近代化政策と“豹変”—イタリア王国統一への抵抗
- 第3章 イタリア政治への介入—第一次世界大戦下の多角外交
- 第4章 ムッソリーニ、ヒトラーへの傾斜—バチカン市国成立と第二次世界大戦
- 第5章 ピウス12世の反共産主義—冷戦下、米国への接近
- 第6章 第二バチカン公会議—他宗教との和解と対共産主義・無神論
- 第7章 独自の対共産圏外交の追求—パウロ6世の意図
- 第8章 ポーランド人教皇の挑戦—ベルリンの壁崩壊までの道程
- 第9章 グローバル時代の教皇—宗教・民族紛争への介入
- 終章 バチカンと国際政治
「BOOKデータベース」 より