脳からみた心
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書誌事項
脳からみた心
(角川文庫, 18025,
角川学芸出版 , 角川グループホールディングス (発売), 2013.6
- タイトル読み
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ノウ カラ ミタ ココロ
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注記
参考・引用文献: p291-295
内容説明・目次
内容説明
言葉・知覚・記憶からなる心の働きは、脳が傷を受けると不思議な壊れ方を見せはじめる。「目を閉じて」と言われると口を開ける失語症。見えないはずの眼で、点滅する光源を指さす盲視。発症時を起点に、記憶や未来の時間を失う健忘症—。脳損傷に関する数多くの臨床例を通して、脳の不思議と心のダイナミズムを平易に解説。神経心理学の第一人者が「心とは何か」という永遠の問いに迫る、不朽のロングセラー。
目次
- 1 言葉の世界(言葉は「意味野」の裾野をもつ;「語」の成立基盤;語は範疇化機能をもつ;「意味野」の構造;「語」から「文」への意味転換;自動的な言葉と意識的な言葉;言語理解における能動的な心の構え;状況と密着した言葉;言葉はかってに走り出す;過去の言葉が顔を出す;言葉の反響現象;言葉の世界は有機体)
- 2 知覚の世界(知覚の背景—「注意」ということ;注意の方向性;「見えない」のに「見ている」こと;「かたち」を見ること;「かたち」の意味;二つの形を同時に見ること;「対象を見る」とは何か;視覚イメージの分類過程;対象を掴む;私はどこにいるのか?)
- 3 記憶の世界(刹那に生きる;短期記憶から長期記憶へ;長期記憶が作られる過程;記憶の意味カテゴリー;記憶と感情の関わり;短期記憶はなぜ必要か)
- 4 心のかたち(言語と音楽能力は関係あるか;言語と絵画能力は関係あるか;左右大脳半球を分離する;人は複数の心をもつ;心のかたち)
「BOOKデータベース」 より