閾の思考 : 他者・外部性・故郷
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書誌事項
閾の思考 : 他者・外部性・故郷
法政大学出版局, 2013.8
- タイトル別名
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Thoughts on threshold : others, exteriority and homes
閾の思考 : 他者外部性故郷
- タイトル読み
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イキ ノ シコウ : タシャ ガイブセイ コキョウ
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
内容説明・目次
内容説明
日本のナショナリズム批判にはじまり、異種混淆的な生を説くポストコロニアリズムを経て、いまだ日本帝国支配の爪痕が残る東アジアへと眼差しは向かう。そして主体の脱臼を媒介とした新たな「故郷」の創出へと。安丸良夫、柄谷行人、酒井直樹、エドワード・サイード、ホミ・バーバ、タラル・アサド、ガヤトリ・スピヴァク、ジョルジョ・アガンベン、山尾三省らの思想を通して、「戸惑い」と「受苦」を絆とする新たな共同性が構想されていく。
目次
- はじめに ポストコロニアル的な生をめぐる断想
- 序章 閾の思考—他者の眼差しのもとで
- 第1章 思想を紡ぎだす声—はざまに立つ歴史家 安丸良夫
- 第2章 ポストコロニアリズムという言説—ホミ・バーバ その可能性と限界
- 第3章 他者と共に在ること—ディアスポラの知識人 タラル・アサド
- 第4章 外部性とは何か—日本のポストモダン 柄谷行人から酒井直樹へ
- 第5章 モダニティ・帝国・普遍性—「近代の超克」と京都学派
- 第6章 帝国の記憶を生きる—ポストコロニアル批評と植民地朝鮮
- 終章 故郷への帰還—ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァクから山尾三省、そしてジョルジョ・アガンベンへ
- あとがき 震災の後に—アイデンティティの傷について
「BOOKデータベース」 より