朱子学と陽明学
著者
書誌事項
朱子学と陽明学
(ちくま学芸文庫, [コ41-1])
筑摩書房, 2013.9
- タイトル読み
-
シュシガク ト ヨウメイガク
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注記
放送大学教育振興会 2004年刊の加筆訂正
参考文献: p228-235
朱子学・陽明学関係年表: p236-237
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
儒学は、中華帝国の正統思想として2000年の長きにわたり君臨してきた。その儒教史上に燦然とかがやく二つの学派がある。南宋の朱子によって体系化され、やがて明・清および朝鮮で体制教学となった朱子学であり、それを明の王陽明が批判的に継承し展開した陽明学だ。日本を含む東アジアの思想文化に決定的影響を及ぼしたこれらの流派は、はたして何を唱えたのだろうか。朱子学・陽明学が誕生した時代背景とその問題意識に焦点をあてることで、通俗的理解とは大きく異なる実像が見えてくる。両教説の異同を明快に説き、壮大な思想体系の全体をあざやかに一望する、入門書の決定版!
目次
- 朱子学・陽明学とは何か
- 士大夫の時代
- 朱子と王陽明の生涯
- 中国における展開
- 日本における受容
- 性即理と心即理
- 格物と親民
- 天理と人欲
- 礼教と風俗
- 理と気
- 思想史における唐宋変革
- 儒仏道三教の関連
- 経学史のなかで
- 東アジアにおける近世
- 朱子学・陽明学の未来
「BOOKデータベース」 より