にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語
著者
書誌事項
にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語
朝日新聞出版, 2013.10
- タイトル別名
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The violinist's thumb : and other lost tales of love, war, and genius, as written by our genetic code
- タイトル読み
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ニワカ ニワ シンジラレナイ イデンシ ノ フシギナ モノガタリ
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注記
原著 (Little, Brown and Company, c2012) の翻訳
内容説明・目次
内容説明
人間の活動はすべて、私たちのDNAのなかに検証できる痕跡を残す。そのDNAが記録する物語が音楽のことであれ、スポーツのことであれ、無節操な病原菌のことであれ、それらの話がトータルで、地球上の人類誕生にまつわる遠大で入り組んだ物語になっている。そして私たちが自然の最高の誇りであると同時に、自然の最も不合理な産物でもあるのはなぜか、その理由を教えてくれる。愛も、才能も、闘いも—DNAに刻まれた人類の歴史をひも解く全米ベストセラー・ノンフィクション!
目次
- 第1部 決め手はA・C・G・T—遺伝子スコアの読み方(遺伝子、奇形、DNA—生物はどうやって形質を子どもに伝えるのか?;瀕死のダーウィン—なぜ遺伝学者は自然淘汰説を抹殺しようとしたのか?;DNAは壊れるもの—自然はどうやってDNAを読み、どうして読みちがえるのか?;DNAの楽譜—DNAはどんな種類の情報を蓄えるのか?)
- 第2部 動物としての過去—這うもの、跳ね回るもの、殺すもの(DNAの釈明—なぜ生命はこれほどゆっくり進化し、そしていきなり複雑になったのか?;生存者と肝臓—最も古く最も重要なDNAは何か?;マキャベリ主義の微生物—ヒトDNAのどれだけが本当にヒト特有なのか?;愛と先祖返り—どの遺伝子が哺乳動物を哺乳動物たらしめるのか?;ヒューマンジーなどの惜しい失敗—人間はいつ、どうして、サルから分かれたのか?)
- 第3部 遺伝子と天才—人間が人間らしくなったわけ(緋文字のA・C・G・T—なぜヒトは絶滅しかけたのか?;サイズが問題—どうして人間はこれほどにグロテスクに大きい脳を獲得したのか?;遺伝子の芸術—芸術的才能はDNAのどれくらい深いところにあるのか?)
- 第4部 DNAのお告げ—過去、現在、未来の遺伝学(過去は序章、のこともある—遺伝子は歴史的英雄について何を教えてくれるのか(そして教えられないのか)?;三〇億の小さいかけら—なぜ、ヒトはほかの種よりたくさん遺伝子を持っていないのか?;得やすいものは失いやすい?—どうして一卵性双生児はまったく同じではないのか?;私たちが知っている(そして知らない)生命—それで、一体何が起こるのか?)
「BOOKデータベース」 より