書誌事項

アメリカン・ルネサンス : 批評の新生

西谷拓哉, 成田雅彦編

開文社出版, 2013.10

タイトル別名

The American Renaissance : criticism regenerated

アメリカンルネサンス

タイトル読み

アメリカン・ルネサンス : ヒヒョウ ノ シンセイ

大学図書館所蔵 件 / 77

この図書・雑誌をさがす

注記

欧文タイトルはブックジャケットによる

文献あり

内容説明・目次

内容説明

ポー、ホーソーン、メルヴィル、エマソン、ソローなどの古典作家、さらには同時代の女性や黒人文学の隠れた地層を掘り起こし、次世代につながる批評の鉱脈を切り開く。マシーセンを受け継ぎ、深化させ、乗り越える意欲的論文集。

目次

  • 第1部 アメリカン・ルネサンスの起源と軌跡(沼地とアメリカン・ルネサンス—ナット・ターナー、ドレッド、ホップ・フロッグ;ソローとダニエル・ウェブスター—『コッド岬』のサブテクスト;「どこかほかの場所の市民」となること—「税関」の鷲と『緋文字』における個人と共同体の関係;エマソンからジェイムズへ—プラグマティックな視点からの比較的考察)
  • 第2部 アメリカン・ルネサンスの女性像再考(ポーにおけるミソジニーの伝統;ヘスター再考—女性、デカルト、超絶主義的思考の陥穽;創作への旅—旅行記作家としてのソファイア・ピーボディ・ホーソーン;沈黙する女性たち—メルヴィルの言語観を探る)
  • 第3部 黒人のアメリカン・ルネサンス(ホーソーンと船乗りたち—環大西洋奴隷貿易との関連をめぐって;フレデリック・ダクラス『ナラティヴ』における黒人主体形成と意味作用;ブラック・ノイズとしての「ベニート・セレーノ」—メルヴィルとアフリカ的想像力;マーティン・ディレイニーの脱アメリカ—『ブレイク』におけるネグリチュード)
  • 第4部 アメリカン・ルネサンスのレトリックと文体(ポーの文体とその翻訳可能性をめぐって;ナサニエル・ホーソーン『七破風の屋敷』の気遣う語り手;エイハブの涙)
  • 第5部 アメリカン・ルネサンスと日本(浦賀の「流星」とプロヴィデンス—ペリーとホーソーンと日本開国;ホーソーンと夏目漱石;歴史と時間におけるアンビヴァレンス—メルヴィル、ポーと批評、反復、日本)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ