書誌事項

明治富豪史

横山源之助著

(ちくま学芸文庫, [ヨ14-1])

筑摩書房, 2013.11

タイトル読み

メイジ フゴウシ

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注記

叢書番号はブックジャケットによる

1910年に易風社より刊行されたもの

内容説明・目次

内容説明

富国強兵、殖産興業といったことばで語られることの多い明治日本の「近代化」。しかし、国力の増強を図ることは、同時に貧富の格差を生み出すことでもあった。工業国日本の歯車として庶民がひたすら働き続ける中、新興企業家たちは「先見の明」によって甘い汁を吸い、富を蓄積していく。いわく贋札の発行と両替、政治家との癒着、金融・株式の支配、戦争特需…。三菱、三井、住友、安田、日産等々、実業界の歴史に燦然と輝く財閥・企業グループ創業期の実態に、『日本之下層社会』で搾取され、貧困にあえぐ人々の姿を描いた著者が迫る。社史には決して書かれることのない明治裏面史。

目次

  • 第1 明治富豪史(戦争;贋造紙幣;新人物 ほか)
  • 第2 富豪貴族(富豪界の頭目;家庭の海上王;金融界の覇者 ほか)
  • 第3 海外の人(無人島探検;獅子湾頭の怪;海外貿易者 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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